彼がオイルキュアードに興味を持ったきっかけは、祖父と父の「ブレイクインの際、苦みを感じる」という言葉だった。そこで彼は、ブライヤーに含まれる水分が原因ではないかと考え、オイルキュアードの方法を模索し始めた。試行錯誤を繰り返した結果、独自のオイルキュアード加工したパイプを何本か友人に使ってもらったら、大変軽く、吸い心地もいいと好評だった。それで、自分の製法に自信を持つ。製法は門外不出。アメリカには、何人かオイルキュアードを試しているパイプ作家がいるが、作家同士でも詳しい製法は、絶対に口にしないそうだ。