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たばこ用語

キャベンディッシュ

Cavendhish

ブレンドした原料葉を、ケーシングした後、鉄枠の中で強圧し、場合によっては加熱して、ケーキと呼ばれている厚板状に成型する。この製法で作られたたばこの名称。 製品名の中に「キャベンディッシュ」と表示している製品が多い。 1660年ごろ、船長ウイリアム・キャベンディッシュ卿が開発した、と言われている。米国から英国にたばこを運ぶ船の有名な船長であった。その彼の名前に由来している。 航海中、水夫が個人的に喫煙するたばこを船内に持ち込んだが、長い航海でたばこが腐敗して喫煙不可能になった。水夫達は、たばこを厚い帆布に包み、縄でグルグル巻きにして圧をかけ、両端も固くとじて保存する工夫をした。 喫煙の際は、一方の端を解き、必要な分だけ切り取って喫煙した。たばこは、再び固く閉じられる。 船内で長期保存されると、たばこの甘さが増し、芳香が良くなることが判明した。 ロンドンに着くころにはかなり状態が良くなっていたという。 キャベンディッシュ卿は、それをたばこの品質改善のヒントにした。