ガソリンスタンドが、たばこ店化するオランダ
ヨーロッパのたばこ販売店の形態は、大きく2つに分けられる。まず、パイプやたばこを売りながら、ポケットナイフ、ベルト、ペン、スキットルなども揃えた「紳士小物店」的なお店。もう一方は、チューイングガム、雑誌、ロトなどと共にたばこを扱う「コンビニエンスストア」的な展開で、オランダ、フランスに比較的この形態が多かった。
しかし、最近新しい動きが見え始めている。ロードサイドにあるガソリンスタンドである。ヨーロッパも郊外になるとクルマがないと生活できないエリアも多くある。そんなユーザーのために、シガレットはもちろん手巻きのシャグ、巻紙を多数置いて売り上げを伸ばしているガソリンスタンドが増えてきているのだ。
とくに、手巻きのマーケットとして20%を超えているオランダで顕著。日本のガソリンスタンドでシガレットが普通に買えるのと同じ感覚で、シャグが買えてしまう。
日本でも、ロードサイドでクルマを停めて手巻きたばこを楽しめる販売店などもでき、少しずつだが状況にも変化の兆しが見られる。クルマのユーザーにももっと手軽に、手巻きたばこに触れてもらえる日が近いかもしれない。