ターキッシュ・シガレット「カズベック・オーバル」に...
1970年代初頭、日本パイプクラブ連盟元会長の故・岡部一彦氏とたばこ談義をしたことがある。登山家である氏は世界中を旅しており、各国のたばこ事情に詳しかった。その時、ターキッシュ・シガレットが話題になり、ドイツのゲルベゾルテ、エジプトのキリアジ、また、私がニューヨークに行った時に喫煙し、魅了されたラムゼスセカンドなどの話をした。ターキッシュ・シガレットが持つ、他にはない独特の個性、喫煙文化の中での存在感を、岡部氏と飽きることなく語り合った。