別冊LEON 「 手巻きタバコ STYLE BOOK 」
やっとレオンの別冊“手巻きタバコ STYLE BOOK”が発売の日を迎えました。
昨年暮れ、柘製作所と主婦と生活社のレオン編集部で手巻たばこ関係の本を出そうと、相談が始まった。
会議、国内取材やフランス出張等で編集部は多忙を極めました。最終段階に入り3月11日の大震災があり、発刊出来るのか心配になりましたが、どんな魔法を使ったかわからないが、4月下旬までに刷り上がり、発行できる運びとなった。
あっしと巻紙の付き合いは古い。ヒッピー文化全盛の60年代後半、アメリカでフラフラしていた時期。街にはアフガンコートを着たロングヘアーのピッピーが闊歩していた。
そこで出会ったのがZIGZAGのズアブ兵。
ピッピー文化の象徴的な取り扱い方だった。
そのズアブ兵が巻紙のフロントフェイスにあるのが判ったのは後だ。日本ではまだ巻紙を持って帰ると、税関に捕まるのではなく、警察に捕まるぞ!と驚かされる時代だった。その後、パイプの仕事がら、外国でたばこに接する機会が多くなった。パイプたばこのテイスティングの時、引き出しから巻紙を取り出して、試喫用たばこを巻いてくれ渡されたのが最初の経験だった。大きな会社になるとチュービングマシーンが置いてあったが、手巻たばこが多かった。
そのあたりから日本に巻紙が日本に初めて入る話は、この別冊レオンに書かれている。ご笑覧願いたい。