了見の狭さが、気に入らない。
雑誌『Voice 7 月号』に掲載された「匿名座談会ー全体主義化する日本〜「マナーからルールへ」の強制は 社会から思いやりを消していく」を興味深く読んだ。いきなり路上喫煙禁止の問題に触れている。その心意 気が気に入った。
今の日本はどうも息苦しいと感じてるのは、あっしだけだろうか。少しでも社会の風潮から外れたことをす ると、責められるんだから、たまったもんじゃない。
あっしが子供のころは、周りにいろんな大人がいたもんだ。真面目で実直な職人もいれば、博打打ちの旦那 衆もいた。多少、道から外れたとしても「まったくどうしようもない奴だ」と言いながら、社会は受け入れ ていたように思う。それが、人間同士の思いやりってもんだった。
この座談会は、お医者、弁護士、経営コンサルタントの先生方が、喫煙者排除問題を通して、ルールだけに 縛られ、思いやりを忘れていく社会の怖さを語ってくれている。
普段、あっしが考えていることと同じことをデータを交えて代弁してくれているので、ぜひ読んでほしい。
「月刊 Voice」平成26 年7 月号 株式会社PHP研究所発行