煙管のメンテナンス
煙管は種類によってメンテナンスの方法が違う。日常使う煙管から美術骨董的価値のあるものまであるので、注意すること。
セルフ・メンテナンス
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- 1.小まめに掃除
- 何しろ、小まめに掃除することが煙管を長持ちさせることになる。また、次にたばこを吸うときに気持ち良く喫煙できる。
- 2.和紙の紙縒りは厳禁
- 昔の和紙は強かったのでできたが、現代の紙では無理。たとえ強い和紙があったとしても使わないこと。途中でちぎれて煙道が詰まってしまうことがある。
- 3.充分に乾燥させて保管
- 煙道内に湿度を持ったまま保管用のケース等に入れると、内部にカビを発生させる原因になる。必ず乾燥させてから保管すること。
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- 4.煙管の磨きに注意
- 基本的に金属磨き剤等で磨かないこと。金属製の煙管の表面は塗装や鍍金の表面処理されているものが多いので、注意が必要。純銀製の煙管でまったく表面処理をしていない場合は黒く硫化する。この場合磨いてもかまわない。しかし、色違いの部分があるものは、決して一緒に磨かないこと。※四分一(しぶいち)でも金属そのものと、四分一仕上げと言われる表面処理だけ四分一をしている煙管もあるので注意。
※ 四分一:銅三、銀一の割合で作られた合金
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- 5.アルコールや中性洗剤
- 特に羅宇表面は、漆塗りから、塗装まで色々な仕上げのものがあるのでアルコールや中性洗剤を使用しないこと。
- 6.煙道内のアルコール洗浄
- 絶対に羅宇の外側に洗浄剤があふれないようにすること。
煙管の修理
故障のための部品交換や修理につきましては、小売店にご相談ください。
修理メニュー
項 目 | 内 容 | 価 格 |
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穴詰まり | 煙管の煙道内にタールや汚れで詰まってしまった場合。 紙縒りで詰まらせてしまう修理が多いので気をつけること。 |
5,000円〜 |
羅宇交換 | 羅宇の種類には、竹、木軸、象牙、金属等いろいろと使われている。 修理に出す場合は壊れた羅宇も一緒に販売店に持ちこむこと。 |
4,000円〜 |
フルメンテナンス | 美術品骨董品等の煙管は、使われている素材や仕上げによってメンテナンスが違ってくる。 煙管によっては修理不可能になる場合がある。販売店に要相談。 |
事前見積 |